約1か月間の勉強期間で宅建士試験に一発合格した「普通の勉強法」

宅地建物取引士

 筆者は、「平成26年度宅地建物取引主任者資格試験」(試験日:平成26年(西暦2014年)10月19日(日曜日))を受験した。
 ちなみに、平成27年度(2015年度)以降における当該資格の名称は、「宅地建物取引士(略称、宅建士)」だが、筆者が受けた平成26年度は、「宅地建物取引主任者(略称、宅建主任者)」であり、「主任者」の名称としては最後の試験だった(余談だが、当該資格が創設された当時の名称として、更に古くは「宅地建物取引員(略称、宅建員)」だった。)。

 なお、筆者の不動産資格の受験履歴、自己採点結果等については、次のリンク先「筆者プロフィール」(同ブログ内リンク)をご覧いただきたいと思う。

 さて、筆者が、この「平成26年度宅地建物取引主任者資格試験(以下、宅建試験)」の勉強を開始したのは、同年9月1日頃で、試験日まで「あと約1か月半」という時期だった。とは言え、毎日欠かさず勉強し続けたというわけではなく、休暇として、少なからず勉強を怠ってしまった日もあったために、実質的には、概ね1か月程度の勉強期間だったと思われる。
 だがしかし、「信頼できる受験参考書」等を使用し、「なすべき勉強のみ」をなしたところ、結果的に、筆者は、およそ1か月程度の試験勉強期間で、本試験に合格することができた(ということになる)。

 筆者の試験結果は、「全50問のうち35問正解」というものだった。
 なお、いわゆる「5問免除」の優遇措置はなく、通常の受験だった(試験の受験当時、宅地建物取引業者に所属してはいたが…。)。

 筆者の受験勉強の期間(上述のとおり、大体の計算上、概ね1か月から1か月半)は、一般的に見積もられている「平均的な勉強期間」(資格試験の予備校等が配布する資格ガイドブック等に書かれている通常の学習期間の目安)と比較すると、おそらく、それよりも短いものであろうと思われるが、実際に受験勉強と本試験を終えてみて、筆者は次のように思った。

――筆者と同じように勉強をすれば、「誰もが一発合格できる!」「誰でも受かる!!」「むしろ、全員受かる!!!」と。

 このとおり「筆者と同じ勉強法を実践すれば」という一定の条件は付くが、この条件を満たす限りにおいては、むしろその条件を満たした全員が受かるのではないか、ということである(当然、宅建試験は、相対評価である。)。
 そこで、この記事のタイトルのとおり、筆者の実際の「受験勉強の体験(合格体験記)」を踏まえて、いわば「合格の秘訣(勉強方法、学習手順等)」をご紹介したいと思う。

 とは言え、確かに、これは筆者自身の「成功体験」に過ぎないのだが、この体験を通して筆者自身が確実に感じたことがある。
 それは、あくまでも客観的にみて、筆者・自分自身のみならず、合格者全般というのは、“正しい勉強方法”をきっちりとこなした集団だということだ。つまり、「合格率」という数値は、視点(見方)を変えると、すべての受験生のうち、正しい勉強の方法を実践できた人たちの割合を示しているものなのではないか、ということである。

 したがって、“間違った勉強方法”で、少なくとも、貴重な時間を決して無駄にしないために、筆者の体験談で良ければ、これを是非とも参考にしていただけたら本当に嬉しく思うところである。
 ただし、念のため、はじめに「お断り」をしておくと、これから記述する内容は、じつは、今更言われるまでもなく、誰もが頭の中では、わかりきっていることであり、ごく当たり前のことを改めて述べているに過ぎないというところもあるので、その点はご容赦を願いたく思う。
 つまるところ、筆者が最も伝えたいことは、以下に述べること(勉強手順の王道)を、受験者自身がいかに守れるか(遵守できるか)、あるいは、しっかりと守って勉強ができるかということであり、このような点を踏まえて、この記事を読み進めていただけたらこれ幸い思うところなのである(少々長いのだが…)。

 この記事の目次(項目)は、次のとおりである。

(目次)

  1. 試験勉強に当たって絶対に遵守すべき「基本的心得三か条」
  2. 筆者が使った「教材・受験参考書」は、原則として、3種類のみ!
  3. 筆者が実践した勉強の進捗スケジュール(基本的な学習の手順)
  4. 改めて強調したい!それは、基本論点以外に手を出さないこと!!
  5. まとめ
  6. 宅建士試験受験者が知りたい凄まじい最終兵器「コレがあれば100%受かる!」

1.試験勉強に当たって絶対に遵守すべき「基本的心得三か条」

1-1.第一条:基礎・基本のみを確実にすること。

 基本的な論点は、本試験で、本当に毎年、何度も何度も繰り返し出題される。そうである以上、短期の勉強期間で一発合格を目指す場合は、決して寄り道をしてはならない。
 これを徹底的に守らないと、短期間で合格することはできない。
 なお、筆者の勉強の方針(基本的な考え方)は、試験に合格さえすればそれで一向に構わない…、合格だけが目的である!というものであって、宅建士試験の出題範囲のすべてに詳しい「宅建試験の専門家」を目指すことではない。確かに、出題範囲の隅々まで勉強することによっても、試験に合格することはできる「かも知れない」が、必ずしも効率的とは言えない。と言うよりも、むしろ、この宅建士試験の出題範囲は、ご承知のとおり、かなり幅広いものであるから、完璧を求め過ぎて、隅々まで極めようとすると、途中で挫折してしまい、逆に合格から遠ざかってしまうという「逆効果」の可能性もあり得る。「かも知れない」と表現したのは、このためだ。
 試験勉強は、学習のバランスが極めて大切なのであって、要するに、相対的に、毎年、高い頻度で出題されるような問題のみを徹底的に極めることに努め、出題頻度が低い問題は、いっそのこと捨ててしまったほうが得策なのである。
 その理由については、述べるまでもないとは思うが、念のため、わかりやすく言えば、例えば、10年に1回しか出題されないような問題を一生懸命勉強して覚えたとしても、その勉強の成果が現実に表れるのは、10年に1回だからである。しかも、運が悪ければ、最長で10年間、その記憶を維持しなければならないという可能性があり、これが先に述べた「逆効果(勉強そのものの挫折)」の理由でもある。

1-2.第二条:間違えた問題のみを何度も繰り返すこと。

 極論でもあるが、問題を解いた結果、正解できた問題は、もう二度と解く必要がない。なぜかというと、それは、もう既に「知っている知識」になったからだ。
 したがって、不正解だった問題のみを繰り返し解くことが必要である。
 ただし、ここでいう「正解」とは、ひとつひとつの個別の選択肢ごとに、「それがなぜ誤っているのか」を正確に指摘できるようになることまでをも含むものである。したがって、ひとつひとつの選択肢ごとに、解答・解説と照らし合わせ、丁寧にチェックしていく必要があり、いわば“手抜き工事”は許されない。
 とは言っても、頻度として、例えば、10年に1度しか出題されないような問題は、手抜き工事どころか、工事すらしなくてもよいということである。つまり、出題頻度の低い問題は、完全に無視してしまうのだ(…その問題自体を解く必要性もないという意味である。)。そんなレアな問題を解く時間が仮にあるとしたら、その時間は、基礎・基本のみを確実な知識として定着させていくことにこそ使うべきだと考える。
 要するに、結局のところ、出題頻度の高い問題の出来・不出来が合否を左右するということである。
 とすると、もう既に気付いた読者も多いかとは思うが、論点ごとの出題頻度の分析又は把握が必要となってくるということでもある(その方法は、後述する。)。

1-3.第三条:模擬試験に挑戦し(少なくとも3回)、あらかじめ、本試験と同様の環境・状況に慣れること。

 より確実に、本試験を突破するための方策としては、やっぱり、事前に、本試験と同様の環境・状況に慣れておくことが必要だと筆者は考える。
 したがって、特に、いわゆる「本試験の直前期」は、本試験と同様に、きっちりと時間制限を守り、模擬試験に挑戦することが必要である。筆者の実体験を踏まえると、少なくとも、必ず3回、目標として、時間的に余裕があれば、できたら5回程度は挑戦してほしいと思っている。
 そうなると、本試験までの最後の1週間(ラストスパートの7日間)は、ほぼ毎日、模擬試験に挑戦することが必要不可欠だ(少なくとも、筆者自身はそうだった。)。
 また、当然に、答え合わせをしたら、正解できなかった選択肢を一つ一つ丁寧に見直す必要がある。ただし、繰り返しになるが、そもそも重要性の低い問題、すなわち、合否に影響を与えない問題は、正解できなくても、見直しを“しない”という対応で構わない。出題可能性の低い問題を、どんなに頑張って見直しても、あるいは、頑張って覚えても、それは、そもそもほとんど出題されないのだから、全くといっていいほど意味がない(無駄な努力)ということになってしまう。
 言い換えれば、基本問題、すなわち、合否に影響を与え得る問題のみを確実に得点できるようにすれば良いという話であって、無駄な作業は極力省くべきではないか。
 どうか、出題可能性という点に着目し、学習の優先順位を見極めた上で、勉強を進めて欲しい。
 なお、最近の受験参考書は、非常に親切であり、各問題の「出題可能性ランキング」なるものを示した表記があるものが多い。この重要度のランクの表示を信じ、そもそも、押さえるべき論点なのかどうかを適切に判断することが必要となる。

2.筆者が使った「教材・受験参考書」は、原則として、3種類のみ!

2-1.第1種類目:教科書(基本書・基本テキストブック)

 まずは“全体像”を把握する必要があるから、いわゆる「基本書」とか「基本テキスト」とかいわれるものが1冊必要だ。いわば、その試験の「教科書」のようなものだ。
 これは、同類のものには、何冊も手を伸ばさず、試験後にはポイッと捨てると決めて、その1冊のみを徹底的に汚すこととしてほしい。
 つまり、「教科書(基本書・基本テキストブック)」は、「信頼できるものはこれのみだ!」という1冊を用意する必要がある。

2-2.第2種類目:問題集(過去問題集を含む。)

 筆者は、少なくとも5年分以上の過去の本試験問題が収録されている「過去問題集」が1冊必要だと思う。上述の「教科書(基本書・基本テキストブック)」と同様に、購入した1冊のみを汚すことを徹底すべきだ。
 ひとつひとつの個別の選択肢の全部について、正解できた問題、すなわち、もう二度と解く必要の“ない”問題のページは、例えば、大きく「×印(バツ印)」を書き込むとか、あるいは、大袈裟に言うと、そのページは破って捨ててしまうとかして、正解できなかった問題、すなわち、もう一度繰り返し解く必要が“ある”問題について、常に把握できるような工夫をすることが必要だ。
 したがって、各問題・各選択肢ごとに、しっかりとチェックをして、正解できたか否かを自分自身で区別・判別できるようにしてほしい。なお、筆者の場合は、一つ一つの個別の選択肢のすぐ横に、自分で決めた一定のルールに従い、問題を解くたびに、自分がわかる記号を書き込んで、チェックしていた。
 ただし、やはり繰り返しになるが、合否に影響を与えない問題は、そもそも、解かなくていい(飛ばしていい)。というよりも、解いてはならない(飛ばさなければならない。)。
 過去問題集によって、重要度の格付けに係る表記の方法は異なるが、いわゆる「Aランク(重要性が高い問題)」とか、「Bランク」の問題のみを片付ければ、それで十分だと思う。短期間(短期集中型)の勉強による一発合格を目指すのであれば、絶対に欲張らないことを徹底すべきと考える。したがって、いわゆる「Cランク(重要性が低い問題)」は、バッサリ捨ててしまおう(つまり、問題を読む必要もない。)。
 なお、ここでいう「正解」の定義について、さすがに言うまでもないのかも知れないが、念のため言っておくと、問題は、正確な知識・情報に基づいて解答し、「正解」する必要があることから、当然、なんとなくの勘で、運良く当てた問題を「正解」としてカウントし、又は取り扱うことは、絶対にあってはならない。つまり、問題文の記述の誤りについて、正確に指摘できるところまでをも含むものである。

2-3.第3種類目:模擬試験(本試験と同様の形式の予想問題冊子)

 街の本屋に行けば、概ね3回分から4回分程度の模擬試験問題(冊子)が収録されている商品があるから、特に「直前期」には、それが1冊必要となるであろう。また、予備校等が毎年、実施しているいわゆる「全国統一公開模試」にも挑戦したほうが賢明だ(…筆者も受験した。)。
 この「全国統一公開模試(予備校実施)」と「市販の模擬試験問題」とをあわせれば、模擬試験(予想問題)に、合計4回から5回も挑戦することとなり、結果として、その年度の本試験対策としてはかなり有効なものとなり、大きな実力となることは間違いない。
 仮に、直前期の模擬試験で不合格判定となっても気にすることは一切ない(じつは、筆者自身がそうだった…。)。模擬試験は、本番前に、これを解き、見直しをすることにこそ、重大な意味がある。いわば、本番に備えるための実践演習である。
 通常、模擬試験の問題は、各予備校・各出版社等が、過去の本試験の出題内容の調査・分析等の結果に基づいて、その年度の本試験の出題傾向(トレンド)を予想・反映し、作成しているものであるから、受験する年度の模擬試験への挑戦は、絶対に怠ってはならないと筆者は考えている。
 筆者は、実際に、本試験に合格したのち、本試験前に、模擬試験を受けておいて良かったと、改めて思った経緯がある(…つまり、本試験で同じような問題が出題されて、得点に結び付いたということである。)。

3.筆者が実践した勉強の進捗スケジュール(基本的な学習の手順)

3-1.第一期:平成26年9月1日から9月30日まで(インプット)

 この間(約1か月間)に、基本書を概ね2回読破し、宅建士試験の出題内容・出題範囲の全体像を掴んだ。時折、基本的な論点に対応する「過去問題集」にも適宜挑戦した。
 たいてい、基本書のうち容易に理解できる部分は、基本的な論点でもあるから、これを把握しつつ、当該把握した論点に対応する「過去問」にも早速、挑戦した。
 いわば、基本書も過去問題集も「虫食い状態」だ。このような「虫食い状態」だと、なんとなく気持ち悪い…という人もいるが、勉強の効率性を考えると、やはり、重要性の高いものから順番に消化していくことを、筆者は強く勧めたい。
 というのは、1ページ目から順番どおりに丁寧に勉強していく方法は、筆者は断じてオススメしない。飛ばすところはザックリ飛ばしていい(というよりも、飛ばすべきである。)。おそらく、ほとんどの合格者が受験者に対し、筆者と同じようなアドバイスをするであろうと思う。

3-2.第二期:同年10月1日から10月10日まで(アウトプット)

 「基本書から過去問題集」という流れの勉強ではなく、「過去問題集から基本書」という流れの勉強に移行した。
 先述のとおり、既に基本書を2回転させた段階であるので、出題内容の全体像は掴んでいる。細かい論点は、過去問題集を解きながら把握し、必要に応じて、教科書(基本書・基本テキストブック)に戻りつつ、その都度、理解していけば十分だ。筆者の場合は、概ね10月に入ってからだったが、できる限り早い段階で、いわば“インプット中心”から“アウトプット中心”の勉強に切りかえることがベターだと思う。これは、早ければ早いほど望ましいものである。
 基本書で学習した知識が、実際に、どのように出題されるのかということを知らなければ、合格レベルに到達することは難しい。なぜなら、頭の中に、いくら多くの知識・情報を蓄えても、それが「使えない武器」であっては意味がないからである。そのための“アウトプット”ということだ。

3-3.第三期:同年10月11日から10月18日まで(直前期の最終調整)

 基本書では、全体像(主要な基本論点)を把握・理解し、過去問題集では、知識・情報の“引き出し方法”を体得しつつ、必要に応じて基本書に戻りながら、脳内を整理しつつ、基本論点の周辺の知識・情報にも、比較するという観点から、かじり付いた。あとは、模擬試験を解き、本番に備えることが必要だ。
 筆者は、本試験の直前、最後の1週間程度の間に、概ね5回分の模擬試験問題を解き、その見直しも欠かさなかった。
 また、試験日の前日は、基本書の「全てのページ」をサラッと見返した。いわば、全ページを“早送り”しつつ、最終確認を行った。既に2度以上読み終えているものであるゆえに、この作業は、そんなに多くの時間は掛からない。何故かと言うと、どのページのどの部分に、何が書いてあったかが容易にイメージできるようになっている段階であるからだ。
 この作業(最終調整)は、できる限り試験本番に近い日に、必ず最終確認として、実行して欲しいものと考えている。

3-4.試験日:同年10月19日(本試験当日の概ね午前中)

 試験日・当日の午前中、すなわち本試験の実施の直前までは、「模擬試験問題」のうち、合否に影響を与えるであろう重要性の高い問題で、なおかつ、自分が正解できなかった問題のみを改めて再確認した。いわば、試験の数時間前・数十分前の最後の予行演習だ。
 これだけのことを行った結果、筆者は、本試験で、うろたえることはなかった(…と思う)。それでも多少は、うろたえたが…。というよりも、限りある時間との勝負のなかで、少なからず、手に汗を握った(という記憶が鮮明だ)。本試験は、一年に一回しか実施されないということを考えてしまうと尚更であろう。
 合格をより一層確実なものとするためには、精神的にはとてもツラいところでもあるが、最後の最後まで本当に諦めずに粘り抜く必要があると思う。年に1度しかない本試験で、万が一、不合格となった場合、翌年(1年後)の本試験の再受験のときまで、本年度の受験のために詰め込んだ知識・情報を忘れずに維持し続けることは極めて困難であり、もはや不可能に近いと思う(というのは、筆者自身、合格者と言えども、実際に勉強をやめてしまってチョイと経ったら、アレってナンだっけ?となってしまった…。)。
 であるがゆえに、人間の記憶力を思えば、基本的には、試験の知識は、その年度のみの“使い捨て”と考えるべきであろう。だからこそ、その年度の教材・参考書は、試験後に捨て去る覚悟・決心が必要なのである。もし落ちたら、来年も同じものを使おう…という気持ちが少しでもある限り、一発合格からは遠ざかっていくように思う。
 なお、これはまったくをもって縁起でもない話だが、仮に不合格であった場合において、来年度の再受験のために、同じ教材・参考書を使い回すことは絶対にオススメできない(なお、その理由は、別の記事で明瞭に述べる。)。よって、教材・参考書は、お財布には厳しいが、改めて買い直し、最新のものを使うべきである。

4.改めて強調したい!それは、基本論点以外に手を出さないこと!!

 何度もしつこく言うが、教科書(基本書・基本テキスト)は、行儀良く、1ページ目から順番に全てを理解しようとしてはならない。とにかく、まずは、全体像をザックリと把握すれば足りるので、サラサラ・パラパラと先へ先へと読み進めることが必要である。いちいち立ち止まらないことを徹底してほしい。
 そして、過去問題集も同様に、順序よく解いてはいけない。これも繰り返しになるが、例えば、数十年に一回の頻度でしか出題されないような問題は、そもそも解く必要性が全くない。それは、受験者・個人の得点源にならないからであると同時に、全体としての相対的な合格基準点・合格ラインを上昇させる要因にもなり得ないからだ。
 要は、みんなが解ける問題を解ければ良いということであり、みんなが知っていることを知っていれば良いという話である。
 このように、基本書も、過去問題集も、いずれも「虫食い」で足りる、ということである。というより、効率的に合格するためには、「虫食い」でなければならない。理解できるところから優先的に理解し、わからなかったところは、後から少しずつ補い、埋めていけば良いのである。つまり、後回しで良い。
 貴重な時間と労力は、基本的な論点を確実にすることのみに使い、無駄な作業は、極力排除しなければならない。
 改めて、何度も繰り返すが、このようなことを「基本的心得」として遵守し、徹底しないと、短期間での合格はかなり難しくなると思う。しかし、これを徹底できさえすれば、筆者のように、概ね1か月から1か月半程度の勉強期間でも、十分に合格レベルに達し、実際に、現実に合格することも全く不可能ではなく、むしろ容易なこととなる(とは言え、勉強なので、実際それなりにツラく、キツかったが…。)。
 したがって、時間のある限り、まだまだ諦めないことが大切である!

5.まとめ

 以上の内容をたった一言でまとめると、やっぱり「基本のみを確実にする」という一点に尽きる。
 基礎・基本が確実であれば、例えば、本試験のある問題(いわゆる「単純選択形式」のものに限る。)で、一つの選択肢を確実に切ること(正解に導くこと)も可能となる。つまり、正確な知識に基づいて、ある1つの個別の選択肢の内容に関する正誤判定に自信があれば、これは絶対に正しい選択肢だ!とか、これは絶対に誤っている選択肢だ!とかいうように、“一本釣り”の判断が可能となるということだ。この“一本釣り”ができれば、他の選択肢に目を向ける必要がなくなるわけだ。それは、時間の節約にも資することであろう。
 また、「単純選択形式」ではなく、「個数選択形式」の問題であっても、正解に近付くためには、やはり基礎・基本を確実におさえていることが前提となるから、いずれにしても、基礎・基本を確実にすることに努めてほしいと思う。
 したがって、短期間で一発合格するためには、何からなすべきなのかという「優先順位」をしっかりと見極めることが何よりも重要であり、その優先順位に基づいた「学習計画」を立てる必要があるということとなる。それは、宅地建物取引士資格試験のみならず、基本的には、他の同様の形式の資格試験についても言えることなのではないかと思う。
 ということで、以上を踏まえて、受験勉強に臨んでほしいと思う。

6.宅建士試験受験者が知りたい凄まじい最終兵器「コレがあれば100%受かる!」

 この記事を最後まで読んでくださった読者の方だけに、受験生時代の筆者も使用・活用した「秘密の最終兵器」として、「どのような出題をされたとしても宅建士試験受験者の上位15%に入ることが可能」となる貴重な情報(統計データ)をご紹介したいと思う。
 次のブログ記事をぜひともご覧いただきたい。

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